必ずできる日本史!【奈良時代の権力者】
奈良時代の政治史としての特徴!
①権力者は藤原と反藤原の交互!
②仏教がゆっくりと近付いてくる!
①権力者は藤原と反藤原の交互
これに関してはそのままですが、藤原家の権力が完成するのは藤原道長、頼通親子です。
それは平安時代の摂関政治の時代なのですが、この時代はまだまだ権力争いの最中です。
藤原が力を持てば、それに反する勢力が生まれ、その反する勢力を策略で陥れて、取り返す。
特徴としては、あくまで藤原同士は争わないという点です。
しかし、奈良時代は他氏との争いに終始するので、比較的覚えやすいと思われます。
②仏教がゆっくり近付いてくる
「鎮護国家仏教」思想を元に国を運営していくので、国を仏教に守ってもらうことから
仏教からすると、政治に介入するチャンスになり、その結果生まれたのが道鏡であるといえるでしょう。
ただ道鏡と孝謙、称徳天皇は恋仲とも言われており、仏教だけが権力の原因では無いとも言えます。
さらに道鏡に関しては孝謙、称徳天皇は女帝として生涯独身であり、光明子という母が、そしてその後ろの藤原氏が憎かったのかもしれません。